AIをいくつか使ってみたけれど、「結局どれを使えばいいの?」でモヤモヤしていませんか。私も最初はまさにそうでした。本気で相棒にできるものを探していたので、無料のお試しで済ませず、気になったAIはそれぞれちゃんと課金して、機能をひととおり確かめました。正直、お金もそれなりに使いました。それでも、どれも決め手に欠けて、逆に疲れてしまう時期が続いたんです。もし同じところで足踏みしているなら、この記事が抜け出すヒントになるかもしれません。
最初は複数を掛け持ち。でも「肝心なところで忘れる」でつまずいた
使い始めたころ(2025年の終わりから2026年のはじめ)は、とにかくいろいろ試したくて、複数のAIを同時に契約して使い分けていました。
もちろん、記憶(メモリ)の機能は使っていましたし、自分や会社のパーソナルな情報も、あらかじめAIに読み込ませていました。そこは前提の話です。
それでも当時いちばん困ったのは、たくさんの案件を同時に進めているときでした。お客様とのやり取りの途中で「あれ、この件ってさっきどうなってたっけ?」と聞いても、あるいは「◯◯さんの件、こうなりました」と報告しても、少し経つと忘れてしまう。この“肝心なところで文脈が抜ける”のが、いちばんのネックでした。(今は別々のチャットをまたいで思い出せるようになるなど、このあたりも改善されてきています。ここは過去の話として読んでください。)
前提:私のベースは「Microsoft環境」
ツール探しの背景として、これは外せません。私の仕事のベースはMicrosoftです。ファイルはOneDriveが中心で、ExcelやWordなど、日々の作業もMicrosoftが主軸。Google Workspaceも契約はしていますが、あくまでメインはMicrosoftです。
不動産業界の周りを見ても、法人ではMicrosoftを使っているところがかなり多い印象です(クリエイティブ系やサービス業だとGoogleも多いですが)。だから私は「Microsoftの環境にちゃんと対応できるか」「うまく連携できるか」を軸に、いろいろなツールを探していきました。同じようにMicrosoft中心で仕事をしている方には、きっと近い感覚だと思います。
Notionにたどり着くまでの回り道(Obsidianも試しました)
情報をためていく“データベース”をどれにするかは、かなり迷いました。当時(今もですが)Obsidianを推している記事や動画をよく見かけたので、Obsidianもダウンロードして使ってみたんです。ただ、私にはUIが分かりづらくて、どうにもピンとこなかった。今もアプリ自体は残っていますが、結局使わなくなりました。
一方でNotionは、数年前に一度アカウントだけ作って、当時は手動でのページ作りが難しくて挫折していました。それがAIチャットの登場で一変します。「こういうページを作りたい」「こう管理したい」と話しかけるだけで、ページもデータベースもどんどん形になる。自分の情報や会社の情報といった“土台”が、驚くほど簡単にたまっていきました。だから私は、蓄積の場所としてNotionに落ち着きました。
そしてこのNotionのAIチャットでは、ClaudeもChatGPTも使えました。私はその中で、気づけばずっとClaudeを使っていました。
文章は、早い段階で「もうClaude」と決めた
理由ははっきりしています。文章づくりや返信文で、同じ指示(プロンプト)をChatGPTとClaudeの両方に出して、何度か見比べたんです。すると、Claudeのほうが日本語をよく分かってくれていて、ビジネスの文面や、やんわりお断りするときの言葉づかいが、本当に人が書いたものに近い。文章の組み立ても、言葉の選び方も、私にはClaudeがひとつ上に感じられました。
ざっくりした雑談レベルなら、正直そこまで差は気になりません。でも「人に出す成果物」の言葉づかいとなると、当時は明確にClaudeに軍配が上がる、というのが私の実感でした(最近のChatGPTはまた違うかもしれません)。だから文章まわりは、早々に「もうClaudeでいい」と役割を固定しました。
いちばん大事だったのは「毎日ためていたこと」
私がやりたかったのは、AIを単なる便利ツールではなく、「自分の分身」「もうひとつの脳」「秘書」のような存在にすることでした。だから制限がかかる前は、仕事のこともプライベートのことも、とにかく毎日あらゆる情報をNotion(のAI)に話しかけながらためていました。ここが、私にとっていちばん大事なポイントです。
ただ、つい最近になって利用の制限がかかり、以前のようには使えなくなってしまいました。この“Notionのしくみが変わって使い方を見直した”話は、それだけで長くなるので、また別の記事にします。
今は3つに落ち着きました
いろいろ試した結果、今の私はこの3つに落ち着いています。

- 記録・データベースに残す … Notion。やりとりや情報をためて「あとで探せる」状態にしておく土台の役
- 日常のちょっとした相談・下調べ … ChatGPT。気軽に投げて、考えを整理してもらう役
- じっくり考える・文章の仕上げ … Claude。人に見せる文面を、自分の言葉のまま整えてもらう役
実質は、ClaudeとChatGPTの2本柱に、記録役としてNotionを組み合わせている形です。今はClaudeのデスクトップアプリをメインにしていて、Notionは「AIに話しかける場所」というより、ClaudeやChatGPTから使う“純粋なデータベース”として活躍してもらっています。
たとえば、こんな場面で分けています
言葉だけだと分かりにくいので、実際のある一日を例にします。
- 新しく契約したサービスの料金プランを比べたいとき … ChatGPTに「この条件だとどれが得か」をざっくり相談して、当たりをつける
- 入居者様やオーナー様へのお知らせ文を整えたいとき … Claudeに、自分の言葉づかいのまま読みやすく直してもらう
- 「前にこの物件、どう対応したっけ」を思い出したいとき … Notionに残した記録から探す。ここが記憶の土台になる
同じ「AIに聞く」でも、目的によって向いている相手がちがう、というだけの話です。
迷ったときの、かんたんな決め方
どれに投げるか迷ったら、私は頭の中でこの3つを自分に聞いています。
- これは「あとで見返したい」情報か? → はいなら、まずNotionに残す
- これは「一緒に考えてほしい・下調べしたい」ことか? → はいなら、ChatGPT
- これは「人に見せる文章」か? → はいなら、Claudeで仕上げる
役割で分けると「判断疲れ」が減る
一人で会社を回していると、細かい判断が一日じゅう続きます。「これはこの子」と役割を決めておくと、毎回「どれに聞こう」と迷わなくて済むので、頭の消耗がかなり減りました。どのAIが偉い・劣っているということはなくて、私にとっては全員が対等な仲間で、得意を持ち寄ってもらう感覚です。
実際にどの作業で何を使っているかの一覧や、それぞれへの指示(プロンプト)の具体例、乗り換えやコストの考え方といった、そのまま真似できる部分は、noteで近日公開する予定です。準備ができ次第、この記事にもリンクを追記します。

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